
令和7年度11月18日(火)、船橋YEG研修委員会は、株式会社オカムラホーム 代表取締役 金子保夫氏を講師にお迎えし、「デザイン経営」をテーマとした研修事業を開催しました。本事業は、メンバーであるオカムラホーム白鳥氏のお力添えにより実現したもので、同社の取り組みを実際に体感しながら学べる貴重な機会となりました。
最初に訪れたのは、船橋日大前ジャスタウンⅣにあるガレージハウス「GARAGE BASE」。エアコン1台で冬も暖かく過ごせる無垢材の心地よさや、ガレージが土間を介してウッドデッキやLDKとつながる広がりのある住空間を見学し、暮らしの楽しみが自然につながる設計思想を実感しました。
続いて、船橋市坪井公民館にて金子氏の講演が行われ、これまでの経歴やオカムラホームの歩み、デザインをどのように経営へ組み込み、ブランド価値として昇華させてきたかを伺いました。毎年新たな挑戦を続けてきた姿勢や「社員は大変なんです」と笑いながら語られるエピソードも印象的で、社会貢献と事業の両立を目指す企業姿勢に多くの参加者が深く感銘を受けました。
研修後の懇親会は、津田沼にある「入母屋珈琲」にて開催。元々アーチェリー場として使用されていた広い土地を、オカムラホームが大家さんと地域のために再構築したプロジェクトで、アーチェリー場を使わない時間はフットサル場として活用し、そこにカフェを併設することで、地域の人が集い、くつろげる場所として再生されたものです。その背景を知ることで、同社が建物だけでなく「地域の価値」をデザインしていることをより深く理解する機会となりました。当日は、金子氏にデザイン経営を教えた千葉工業大学の長尾徹教授にもご参加いただき、講演内容をさらに掘り下げた有意義な対話が交わされました。
理論と現場が結びつく学びにあふれた今回の事業は、船橋YEGにとって大変価値ある時間となりました。今後も、地域と企業の未来に寄与する研修事業を企画・実施し、さらなる成長と交流の機会を創出してまいります。
株式会社オカムラホーム
https://www.okamura-home.co.jp/















